共働きの家事分担は、夫50%・妻50%にすれば平等。
以前は、そんなふうに考えていました。
でも実際に仕事をしながら子育てと家事を回してみると、家事の数を半分に分けるだけではうまくいきません。
仕事の拘束時間も違えば、通勤時間や得意な家事、子どもの予定、その日の疲れ方も違います。
わが家の場合、平日の食事は妻が中心です。
その代わり、食事以外の家事や休日にできることは、私ができるだけ動くようにしています。
もちろん、これがすべての家庭にとっての正解ではありません。
ただ、実際に暮らして感じたのは、家事分担で大切なのは作業の数を同じにすることではなく、家族全体のしんどさを減らすことでした。
さらに言えば、100ある家事を夫婦で50ずつ背負う前に、家電や生活動線を見直して、家事そのものを70まで減らせないか考える。
この視点を持つだけで、家事分担の話し合いは少し変わります。
この記事では、共働き・子育て中のわが家が家事分担をどう考えているか、うまく回すために意識していることを紹介します。
共働きの家事分担を「50:50」にできない理由
家事は件数だけでは比べられない
家事分担を話し合うとき、つい「誰が何個やっているか」で比べたくなります。
しかし、家事は一つずつの負担が同じではありません。
ゴミを集めて出すことと、献立を考えて買い物をし、家族分の食事を作って片付けることを、それぞれ「家事1個」と数えるのは無理があります。
同じ料理でも、冷蔵庫に材料がそろっている日と、仕事帰りに買い物から始める日では負担が違います。
目に見える作業だけでなく、在庫を確認したり、予定を覚えたり、次に必要なものを考えたりする時間もあります。
家事の数だけを合わせようとすると、「自分の方がたくさんやっている」という不満が残りやすくなります。
平日と休日では使える時間が違う
わが家では、平日の私の拘束時間が長いため、食事は妻が中心になっています。
ここだけを切り取れば、妻の負担が大きく見えます。実際、平日の食事を任せることは簡単な話ではありません。
だからこそ、その他の家事や休日は、私ができるだけ動くようにしています。
毎日すべてを半分にするのではなく、1週間や家族全体で見たときに、負担が一人へ偏りすぎないようにする考え方です。
共働きといっても、勤務時間や休みは家庭によって違います。
「共働きだから毎日50:50」と決めるより、その日に動ける人が何を担当するかを考える方が、わが家には合っていました。
同じ家事でも得意・不得意がある
家事には、それぞれ得意不得意があります。
料理が苦にならない人もいれば、献立を考えるだけで疲れる人もいます。片付けは好きでも、洗濯物を畳むのは後回しにしたくなる人もいます。
苦手な家事を「平等だから」という理由だけで固定すると、家庭全体では余計に時間がかかることがあります。
もちろん、苦手なことをすべて相手へ押しつけていいわけではありません。
得意な人が担当した方が早い家事は任せつつ、負担が偏るなら別の家事や休日の対応で補う。不得意な家事でも、相手が動けない日は代われるようにしておく。
担当を決めることと、相手に丸投げすることは別です。
わが家の家事分担は「家族全体のしんどさ」で考える
わが家では、家事を完全な50:50にはしていません。
基本的な考え方は、次のとおりです。
- 平日の食事は妻が中心
- 食事以外の家事は私もできるだけ動く
- 休日は平日にできなかったことを補う
- 忙しさや体調に応じて固定担当にこだわりすぎない
- 人が頑張る前に、家事そのものを減らせないか考える
大切にしているのは、「自分が何%やったか」より、「今、一番しんどいのは誰か」です。
たとえば、自分の担当を終えていても、相手が食事の片付けや子どもの対応で動き続けているなら、家族全体の家事はまだ終わっていません。
逆に、自分が仕事で遅くなった日は、妻に助けてもらうこともあります。
夫婦で毎日同じ量をこなすのは難しくても、どちらか一人だけが休めない状態を減らすことはできます。
家事分担は、夫婦で勝ち負けを決めるものではありません。
家族が一つのチームとして、その日の生活をどう終わらせるか。わが家では、そんな感覚で考えています。
分担する前に「家事そのもの」を減らす
家事が100ある状態で、夫婦が50ずつ担当する。
数字だけを見れば公平です。でも、二人とも50ずつ疲れます。
それなら、家電や暮らし方を見直して、家事を70に減らしてから分けた方が、家族全員が楽になります。
わが家が戸建てへ引っ越してから特に感じたのは、家が広くなると家事も増えることです。
床が増えれば掃除する場所が増え、1階と2階を移動する手間も増えます。
そこで、人が頑張るだけではなく、道具と環境に頼るようにしました。
ロボット掃除機に任せられる床は任せる
わが家では、DEEBOT T50 OMNIを使っています。名前は「コタロー」です。
戸建ては広くてうれしい一方、掃除する床も広くなります。
すべてを自分たちで掃除するのではなく、機械に任せられる部分は任せる。これだけでも、自分たちがやる家事を減らせます。
ロボット掃除機を動かしやすいように床へ物を置かない意識も生まれ、掃除の仕組みそのものが変わりました。
掃除機を各階に置いて「始めるまでの面倒」を減らす
戸建てに住んで地味に面倒だったのが、掃除機を1階から2階へ運ぶことでした。
掃除機が1台しかなくても、掃除はできます。
でも、「掃除機を取りに行くのが面倒だから後でいいか」と感じる回数が増えます。
そこで、わが家は2階用にShark CH966Jを置きました。
掃除機の性能だけでなく、使いたい場所に置いておくことで、家事を始めるまでの心理的な面倒を減らせました。
生活動線を短くする
便利家電を買わなくても、収納場所や物の置き場を変えるだけで楽になる家事があります。
使う場所の近くに道具を置く。1階で使うものを、毎回2階まで取りに行かなくていいようにする。洗う、干す、しまうの移動をできるだけ短くする。
家事は一つひとつの動作より、その間の移動や準備が面倒なことも多いです。
「誰がやるか」で揉める前に、なぜこの家事は面倒なのかを考えると、担当を変えなくても負担を減らせる場合があります。
わが家が実際に使っているロボット掃除機や2階用掃除機などは、次の記事で詳しく紹介しています。
家を買ってよかったもの16選|戸建て購入後の家具・家電レビュー
共働き夫婦で家事分担を話し合うときのポイント
「やっていないこと」より「困っていること」を伝える
「あなたは料理をしていない」
「私はこれだけやっている」
そんなふうに、相手がやっていないことを並べると、話し合いは責め合いになりやすくなります。
それよりも、「平日の夕食後に片付けまで続くと休めない」「休日にまとめて掃除すると一日が終わってしまう」のように、今困っている状態を共有した方が、解決策を考えやすくなります。
困りごとが分かれば、担当を変えるのか、頻度を減らすのか、家電に任せるのかを選べます。
担当だけでなく完了条件も決める
「洗濯を担当する」と決めても、洗濯機を回すところまでなのか、干す、取り込む、畳む、収納するところまでなのかで認識が変わります。
料理も、作ることだけを指すのか、買い物や献立、食器洗いまでを含むのかで負担が違います。
家事の名前だけで分けるのではなく、どこまで終えたら完了なのかを共有すると、「やったつもり」「まだ終わっていない」のズレを減らせます。
一度決めた分担を固定しすぎない
仕事や子育ての状況は変わります。
繁忙期、子どもの体調不良、学校や保育園の予定、夫婦それぞれの体調によって、その週に動ける量は違います。
最初に決めた分担を守ることより、今の生活に合っているかを定期的に見直す方が大切です。
完璧なルールを一度で作るのではなく、「最近ここがしんどい」を話せる状態にしておく方が、長く続けやすいと思います。
感謝を「当たり前」で消さない
担当として決めた家事でも、やってもらった側が助かっていることに変わりはありません。
自分の担当だからやって当然。相手の担当だから感謝しなくていい。
そう考えると、家事は減っていないのに、家庭の空気だけが悪くなります。
毎回大げさに感謝する必要はありませんが、「ありがとう」「助かった」を言葉にするだけで、同じ作業でも受け取り方は変わります。
家事分担の正解は「同じ量」ではなく「二人とも休めること」
共働き夫婦の家事分担に、すべての家庭で使える正解はありません。
勤務時間、得意不得意、子どもの年齢、住んでいる家によって、無理なく続けられる形は変わります。
わが家も、家事をきれいに50:50へ分けているわけではありません。
平日の食事は妻が中心。その代わり、私はその他の家事や休日にできるだけ動く。そして、ロボット掃除機や便利家電、生活動線の工夫で、そもそもの家事を減らす。
この方法が完璧だとは思っていません。仕事や子どもの成長に合わせて、これからも変わっていくはずです。
それでも、家事の数を同じにすることだけを目標にしていた頃より、考え方はシンプルになりました。
見るべきなのは、夫が何%、妻が何%という数字ではありません。
家族全体のしんどさが減っているか。夫婦のどちらにも休める時間があるか。
家事分担に悩んだら、「誰がやる?」の前に、「この家事、本当に人間がやる必要ある?」と考えてみる。
100ある家事を取り合うより、まず70に減らす。
共働き家庭の家事を楽にする第一歩は、そこからでもいいと思います。

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