リフォームの相見積もり。「何社に頼んだらええんやろ」「結局、一番安い会社でいいん?」と迷いますよね。
わが家は中古戸建ての入居前リフォームで、合計5社から見積もりを取り、うち2社とは価格交渉まで進めました。ところが、最後に大きな条件になったのは、値引き額だけではありませんでした。
引っ越しまでの希望納期に対応できる会社が、実質1社だったんです。見積書は集まった。でも、日程まで合う会社は少ない。ここ、家を買う前の私に先に教えてほしかった。
この記事では、5社に相談した経験をもとに、リフォーム会社を選ぶときに見たポイントを紹介します。先に結論を言うと、同じ条件で見積もりを比べたうえで、納期・得意分野・説明の納得感まで確認することが大事でした。
- 相見積もりは何社に頼めばいいのか
- 価格以外に何を比べればいいのか
- 依頼・価格相談・断りの連絡をどう伝えるか
本文の体験談はわが家のケースです。文例は読者向けに作成した例で、実際の会話の逐語記録ではありません。画像は説明用のAI生成イラストです。
リフォームの相見積もりは何社?わが家は5社に依頼した

実施したのはクロス・床・間仕切りの工事
購入したのは築約13年の中古戸建てです。入居前に行ったのは、クロス張り替え、床のシリコンコーティング、間仕切り工事でした。
クロスは、前の住人の雰囲気が残る家を自分たちの好みに変えるため。間仕切りは、長細い部屋を子ども部屋と妻の書庫・スペースに分けるためです。単に古いところを直すだけでなく、家族がどう暮らすかを考えて工事を選びました。
費用や工事の内訳は、中古住宅のリフォーム費用は約178万円|築13年戸建てで選んだ3つの工事にまとめています。この記事では、依頼先を選ぶ過程に絞ります。
業者探しにはゼヒトモを使い、不動産会社にも相談
業者探しにはゼヒトモを利用しました。物件を購入した不動産会社にもリフォームの見積もりを依頼しましたが、そちらは希望納期に間に合いませんでした。
候補の会社と打ち合わせをし、要望を説明して、見積もりを出してもらう。合計5社から見積もりを取り、そのうち2社とは相見積もりを前提に価格交渉をしました。
ここで書いているのは私が利用した経路の紹介です。特定のサービスを使えば安くなる、必ず希望する会社が見つかる、という意味ではありません。
「5社が正解」ではない。まず2〜3社を比較する考え方もある
私が5社に依頼したからといって、全員が5社へ頼む必要はありません。住まいるダイヤルは、相見積もりの目安として2〜3社を挙げ、社数が増えると比較が複雑になる場合があると説明しています。
また、同じ条件で依頼し、相見積もりであることや見積もりの無料範囲を先に確認することも案内しています。出典:住まいるダイヤル「複数の見積書を取って比較しましょう」
これから頼むなら、まず希望する工事と日程に対応できる会社を確認し、その中から比較を始めると整理しやすいと思います。会社の数を増やすこと自体を目的にしない、ということですね。
リフォーム見積もりで比較したい項目|総額の前に条件をそろえる

最初に「入居までに必要な工事」と希望日程を伝える
わが家には、子どもの転校に伴う引っ越し期限がありました。工事が終わればいつでもいい、という状況ではありません。希望する納期に対応できる会社が実質1社になったのは、業者選びに大きく影響しました。
この経験から、最初の問い合わせで工事内容と希望完成日をセットで伝えるのが大事だと感じています。金額の相談を進めた後に「その日には間に合いません」と分かると、選び直す時間も必要になるからです。
引き渡し前の家なら、現地調査や工事に入れる時期も売主・仲介会社へ確認しておきたいところ。完成希望日だけでなく、いつから作業できるかまで整理して相談します。
比較表は「同じ工事が含まれているか」を見るために使う
以下は、私の経験を踏まえて作った読者向けの確認表です。わが家の5社分の見積書を再現した表ではありません。各社に同じ質問をして、答えを横に並べるときに使ってください。
| 比較項目 | 会社へ確認したいこと |
|---|---|
| 施工範囲 | どの部屋のどの面まで施工するか。天井や収納内を含むか |
| 材料・仕様 | 壁紙や建具などの品番・グレードは何か |
| 数量・単価 | 面積や数量の根拠は何か。「一式」の内訳は何か |
| 下地処理・撤去 | 古い壁紙や塗膜の処理、廃材処分は含まれるか |
| 周辺工事 | 間仕切りに伴う照明・コンセント・建具の工事は含まれるか |
| 総額・別途費用 | 税込総額はいくらか。養生や諸経費、別途扱いの項目は何か |
| 日程 | 着工・完成予定と、遅れる可能性がある条件は何か |
| 追加工事 | 追加費用が生じる条件と、着手前の説明・承認の流れはどうなるか |
| 施工実績・対応 | 類似工事の事例、工事後の連絡先、保証の対象・期間はどうなっているか |
たとえば「クロス張り替え」とだけ書いてあっても、天井を含むか、下地補修を含むかで工事の中身は変わります。間仕切りも、壁だけなのか、引き戸や電気工事まで含むのかで比べ方が違います。
「こちらの方が安い」だけでなく、何が含まれて、何が別料金なのかを聞く。見積書の最後の数字だけで勝負を決めると、肝心の中身が置いてけぼりになります。
見積もり依頼の文例
以下は、必要な情報をそろえるための文例です。日付・予算・工事範囲は自分の条件に置き換えてください。
中古戸建ての入居前リフォームを検討しています。希望工事は〇〇、希望完成日は〇月〇日です。複数社の提案を比較して依頼先を決める予定です。現地調査と見積もり作成の費用、対応可能な日程、見積もりに必要な資料を教えてください。
依頼先の決め手は納期・得意分野・提案内容だった

希望納期に対応できても、施工事例は確認した
日程上、その会社へ依頼する可能性が高くなってからも、施工事例の資料を確認しました。特に見たのは、何を得意としている会社か、自分が頼みたい工事と近い実績があるかです。
きれいな施工写真を見るだけでなく、「この施工を自分の家でやったらどうなるか」を考えました。壁紙の色、部屋の使い方、今ある家具との組み合わせ。わが家の生活に置き換えて見ると、判断しやすかったです。
得意な工事に合わせて相談するという考え方
私は営業の仕事をしてきたこともあり、価格交渉では「もう少し下げてください」だけで終わらせないことを意識しました。
会社が普段からよく施工している工事、得意な内容を確認し、そこへ依頼内容を寄せて相談する。得意分野なら提案しやすく、価格についても話し合いやすいのではないか、と考えたんです。
これは私の交渉時の考え方で、得意な工事なら必ず安くなるという法則ではありません。価格が変わるなら、材料・範囲・工程のどこが変わるのかも合わせて確認する必要があります。
家具を見ながら壁紙を相談できたのが良かった
依頼先はインテリア系のリフォームを得意としている会社で、壁紙の色だけでなく、家具との組み合わせまで相談できました。
新居でも使う予定の家具があったので、打ち合わせは自宅で行い、実物を見ながらクロスを決めました。「この色の壁紙に、この家具を置いたらどう見えるか」を一緒に考えられたのが良かったです。
新しい家具を買いそろえる前提ではなく、今ある家具から逆算して内装を決める。これも、見積書の金額だけでは分からない、提案の価値でした。
価格相談では「お願いしたい」という意思も伝えた
相見積もりを取っていることは、事実として伝えました。そのうえで「その中でも貴社に依頼したい」という気持ちを示し、関係を作りながら価格を相談しました。
営業経験があるからこそ、相手にも仕事として成り立つ条件があることは意識しています。安さを求める気持ちはある。でも、工事が始まってからも相談する相手です。最初からケンカ腰では、住まいづくりが格闘技になってしまう。
これから相談する人向けなら、次のような伝え方が考えられます。これは実際の発言そのものではなく、意図を整理した文例です。
施工事例やご提案を見て、御社へお願いしたいと考えています。必要な工事と希望納期は維持したいのですが、仕様や施工範囲の調整で費用を見直せる部分はありますか。変更した場合に何が変わるかも教えてください。
相見積もりの断り方と、契約前に確認したいこと

依頼しない会社には、お礼と結論を簡潔に伝える
複数社に見積もりをお願いすると、依頼しない会社への連絡も必要になります。ここからは、私が実際に送った文章ではなく、読者向けの文例です。
このたびは現地調査とお見積もりにご対応いただき、ありがとうございました。家族で検討した結果、今回は他社へ依頼することにしました。お時間をいただいたところ恐縮ですが、今回は見送らせていただきます。
「またお願いするかもしれません」と無理に約束したり、他社の金額を細かく説明したりする必要はありません。日程や提案内容など、理由を添えるなら本当の理由を短く伝える、でよいと思います。
契約前の最終チェックリスト
会社が決まると、やっと終わった気持ちになります。でも、私なら最後に次の点を資料で確認します。これは読者向けの整理で、わが家で全項目を確認したという記録ではありません。
- 最終見積書が、合意した施工範囲・品番・数量になっている
- 税込総額、別途費用、支払いの時期が分かる
- 着工日と完成予定日、日程変更時の連絡方法が分かる
- 追加工事は、説明と金額確認をしてから進めることを共有できている
- 工事後の不具合の連絡先と、保証の内容を確認できている
見積書の内容が難しくて判断できない場合、住まいるダイヤルでは、契約前・着工前の住宅リフォームの見積書について無料のチェックサービスを案内しています。利用条件や予約方法は公式ページを確認してください。私自身の利用体験ではなく、相談先の情報として紹介します。
まとめ|相見積もりは「わが家に合う依頼先」を見つけるために
わが家は5社から見積もりを取り、2社と価格交渉をしました。希望納期に対応できる会社は実質1社でしたが、その後も施工事例や得意分野を確認し、家具に合う壁紙の提案まで相談しました。
これから相見積もりを取るなら、①希望工事と日程を整理する → ②同じ条件で依頼する → ③見積もりの中身を比べる → ④得意分野と提案を確認する、という順で進めると判断しやすいはずです。
安くしたい気持ちは、もちろんあります。私もあります。めちゃくちゃあります。でも、完成してから「この会社に頼んでよかった」と思えるかまで含めて考える。それが、5社に相談して残った教訓でした。
わが家がどの工事にお金をかけ、どこを見送ったのかは、約178万円の入居前リフォームの実例も参考にしてください。
外部情報の確認日:2026年9月24日。施工条件やサービスの案内は変更されることがあります。

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