中古住宅の床をコーティングしたら、新品みたいになると思っていました。……過去の自分、その期待値はいったん下げよう。
こんにちは、こはるパパです。築約13年の中古戸建てを買い、入居前に1階・2階のフローリングへシリコンコーティングを施工しました。
結論は、傷は全部消えなかった。それでも、床を踏んだときの感覚には満足していて、やってよかったです。見た目の期待と、暮らして感じた良さは少し違いました。
この記事では「中古の床に施工して後悔しないか」と迷っている人へ、選んだ理由、仕上がり、見積書の内訳を紹介します。特定製品の性能を比較したレビューではなく、わが家の工事の体験談です。
中古住宅の床コーティングを入居前に選んだ理由
前の所有者は犬を飼っていて、床には爪の跡などの傷みがありました。家全体を見たとき、水回りなどは使い続けたいと思えた一方、床は手を入れたい場所だったんです。
きっかけの一つは、前の所有者からコーティングについて聞いたこと。そして何より、入居前なら家具や荷物が一度なくなることでした。
引っ越しは2025年12月27日。床のシリコンコーティングも、荷物を入れる前に済ませました。家具が入ってから全部動かすことを考えると、相当しんどかったと思います。
引っ越し当日は家具の置き場所を指定でき、新しい家具もリフォームが終わった部屋で組み立てられました。「これ、もう一回動かすんか……」と思いながら組み立てる家具ほど、しんどいものはありません。
仕上がりだけでなく、家具を移動し直す手間を避けられたことも、入居前にやってよかった理由です。工事日程は、施工後に家具を置ける時期も業者さんへ確認して組みたいところです。
ただし、これはわが家が施工時期を決めた理由です。どの床にも施工できるわけではなく、まず床材・既存の塗膜との適合確認が必要です。
後悔しそうになった点|コーティングしても傷は全部消えなかった
新品の床に戻る、という期待は大きすぎた
施工前は、もっと新品に近い見た目になると思っていました。実際には犬の爪の跡などがすべてきれいになったわけではありません。穴はリペアのような形で埋めてもらいましたが、完全な新品にはなりませんでした。
ここで伝えたいのは、工事全体に不満だったということではありません。自分が期待した仕上がりと、今回の工事で変えられた範囲に差があったという話です。
床の張り替えも費用がかかると考えていたので、中古住宅では「残る傷をどこまで受け入れられるか」を決めておく必要があると感じました。張り替えとの正確な費用差は、比較見積もりがないため示せません。
依頼前に、気になる傷を一つずつ見てもらう
今の私なら、傷のある場所を業者さんと一緒に見て、「これは補修するのか」「施工後も残るのか」「別料金なのか」を確認します。以下は今回の経験から整理した確認項目で、当時すべて実施したという意味ではありません。
| 気になること | 依頼前の質問 |
|---|---|
| 爪傷・へこみ・穴 | どこまで直す工事が含まれ、どの傷が残りますか? |
| 仕上がりの見た目 | 同じ床材に近い施工例やサンプルを見られますか? |
| 補修とコーティングの区分 | 傷の補修は本体価格に含まれますか? |
| 期待との違い | 施工前の床の状態から、難しいことも教えてください。 |
それでもやってよかった|私が満足したのは踏ん張りやすさ
私の体感では、床のツルツルする感じが減り、しっかり踏ん張りが効くように感じました。見た目では期待との差がありましたが、この感覚には満足しています。
滑りやすさを機器で測ったわけではなく、全製品に共通する効果として保証できるものではありません。それでも、毎日足で触れる場所なので、自分が歩いたときの感覚は大事でした。
犬の足への負担について聞いたこともありますが、わが家で犬を飼って効果を検証した体験ではありません。そのため「ペットが怪我をしなくなる」といった勧め方はしません。
私の感想を一文にすると、「中古の家で妥協は必要。でも、ここにお金をかけたことには満足している」です。
シリコンコーティングの費用|施工と下地処理で税別31万円
2025年11月28日付のわが家の見積書では、床に直接対応する項目は次の2つでした。現在の相場や、同じ金額で施工できるという案内ではありません。
| 見積項目 | 範囲・内容 | 税別金額 |
|---|---|---|
| シリコンコーティング | 1階・2階のフローリング全面 | 220,000円 |
| 既存コーティングの下地処理 | 見積書上の下地処理項目 | 90,000円 |
| 2項目の小計 | 施工+下地処理 | 310,000円 |
この2項目へ消費税10%を単純に加えると341,000円です。ただし、床だけの最終支払額を示す数字ではありません。同じ見積書にはクロス工事、現場管理・清掃などがあり、工事全体への端数値引きもあります。共通費や値引きを床だけに配分していません。
「コーティング22万円」だけを見ると、下地処理9万円を落としてしまいます。比較するときは本体価格だけでなく、今の床に施工できる状態にする費用まで確認したいところです。
クロス・間仕切りを含む全体は、中古住宅の入居前リフォーム費用と3つの工事にまとめています。
施工前に確認したいこと|床材との相性を最初に聞く
わが家が満足したからといって、どの床にも勧められるわけではありません。たとえば床材メーカーのDAIKENは、自社の床材のお手入れ案内でフロアコーティングを行わないよう案内しています。これはわが家の床材がDAIKEN製だという意味ではなく、床材側の制約を確認する必要がある一例です。
出典:DAIKEN「床材のお手入れ方法一覧」(確認日:2026年10月10日)
- 床材のメーカー・品番と、メーカーが認めるお手入れ方法
- 既存コーティングの種類と、必要な下地処理
- 残る傷と補修範囲、追加料金の条件
- 施工後に歩ける時期と、家具を置ける時期
- 保証対象・対象外、普段の掃除方法
年数だけで再施工を決めず、採用製品と床の状態を確認する。前の所有者から聞いた周期を、そのまま全製品のルールにはしない方がよいと思います。
まとめ|新品に戻る期待より、何を改善したいかを決める
わが家の床コーティングは、傷をすべて消す工事にはなりませんでした。一方で、踏ん張りやすく感じる仕上がりには満足しています。
検討するなら「傷を目立たなくしたい」「歩いた感覚を変えたい」など希望を分け、実際にできることを業者さんと確認する。私にとって一番伝えたいのは、そこです。
業者探しの経緯は、候補5社から見積もり2社へ進めたリフォーム会社選びも参考にしてください。ピカピカの想像図だけで契約せず、残る傷の話も先にしておきましょう。

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